「25MB以下なのに添付できない」のはなぜ?
Gmail や Outlook.com の添付ファイル上限は「25MB」とされていますが、24MBの動画を添付しようとすると失敗します。これはメールの仕組みが原因です。
メールにファイルを添付すると、ファイルは「Base64」という形式のテキストデータに変換されて送られます。この変換でデータ量は約1.33倍にふくらみます。つまり25MBの上限は変換後のサイズに対する制限であり、実際に添付できる動画はおおよそ18MBまでです。
このページの推奨プリセットが「17MB」なのはそのためです。ギリギリの25MBではなく、変換後も確実に上限内に収まるサイズに圧縮します。
主要メールサービスの添付上限
| サービス | 表記上の上限 | 実際に添付できる動画 |
|---|---|---|
| Gmail | 25MB | 約18MB |
| Outlook.com | 20MB | 約15MB |
| Yahoo!メール | 25MB | 約18MB |
| iCloudメール | 20MB | 約15MB |
| 会社の独自メール | 10MB前後のことが多い | 約7MB |
いずれも Base64 変換後のサイズで判定されるため、実際に添付できる動画サイズは表記の約75%が目安です。LINEやSNSも含めた各サービスの上限は動画容量制限まとめで一覧できます。
症状別:メールで動画が送信できないとき
「送信できない」と一口に言っても、症状によって原因は違います。当てはまるものから確認してください。
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 添付しようとするとエラーになる | 上限超過。Base64変換でふくらむため、表記の75%が実質の上限です | このページで圧縮 |
| 添付はできたが「送信中」から進まない | サイズが大きく、通信が不安定 | 圧縮してから再送。Wi-Fi環境で試す |
| 勝手にドライブのリンクに変わる | Gmailの仕様。25MB超は自動でリンク共有になります | 添付で送りたいなら圧縮が必要 |
| 送信できたが相手に届かない | 受信側の上限が厳しい(会社宛ては10MB前後のことも) | 「10MB以下にする」プリセットで再送 |
| 届いたが相手が再生できない | 容量ではなく形式の問題。MOVはWindowsで開けないことがあります | MP4へ変換 |
なお、Gmailで25MBを超えるファイルを添付しようとすると、自動的にGoogleドライブのリンクに切り替わります。これは失敗ではなく仕様ですが、相手にリンクを開く手間がかかる・共有設定を間違えると見られないという難点があります。ファイルそのものを届けたい場合は、圧縮して添付するほうが確実です。
17MBに収まる動画の長さの目安
圧縮は魔法ではありません。同じ17MBでも、動画が長いほど1秒あたりに使えるデータ量は減るため、長い動画ほど画質は落ちます。おおよその目安は次のとおりです。
| 動画の長さ | 17MBにしたときの見え方 |
|---|---|
| 〜1分 | ほぼ元のまま。違いはまず分かりません |
| 1〜3分 | 十分きれい。スマホで見る分には問題なし |
| 3〜5分 | やや粗くなるが実用範囲。動きの速い場面で崩れが見えます |
| 5〜10分 | 画質の低下がはっきり分かります |
| 10分以上 | おすすめしません。必要な部分をカットするか、別の手段を検討してください |
長い動画をどうしてもメールで送りたい場合は、圧縮より先にカットを検討してください。10分の動画のうち本当に見せたいのが2分なら、その2分だけを切り出したほうが、はるかにきれいな状態で届きます。カットはスマホの標準の写真アプリでも行えます。
圧縮しても収まらないときの選択肢
添付にこだわらなければ、もっと確実な方法があります。用途に応じて使い分けてください。
| 方法 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| クラウドのリンク共有 | 長い動画、複数の動画をまとめて送りたいとき | リンクを知っている人は誰でも見られる設定になりがち。公開範囲を必ず確認 |
| ファイル転送サービス | 相手がアカウントを持っていないとき | ファイルが業者のサーバーに置かれる。社外秘の動画には向きません |
| 動画を分割して複数回送る | 相手の環境が限られているとき | 相手が結合できないと意味がありません |
| 圧縮して添付(このページ) | 短い動画、相手に確実にファイルを渡したいとき | 長い動画では画質が落ちます |
送る前のチェックリスト
- 変換後のファイルを実際に再生して、映像と音の両方を確認する
- 相手の受信環境の上限を確認する(社内メールは10MB前後のことが多い)
- ファイル名に日本語や記号が多すぎないか(環境によっては文字化けします)
- 動画に映してはいけないものが写り込んでいないか
- 元ファイルは、相手が問題なく再生できたと確認できるまで残しておく
よくある質問
- Q. もっと大きいままメールで送る方法はありますか?
- A. Gmail では25MBを超えるファイルは自動的に Google ドライブのリンク共有に切り替わります。ファイルそのものを添付したい場合は、このツールで圧縮するのが確実です。
- Q. 動画の画質はどのくらい保たれますか?
- A. 動画の長さによります。1〜2分程度の動画なら17MBでも十分見やすい画質を保てます。10分を超える長い動画では画質の低下が目立つため、必要な部分だけカットしてから圧縮するのがおすすめです。
- Q. 動画はサーバーにアップロードされますか?
- A. されません。圧縮はすべてブラウザ内で完結し、ファイルが外部へ送信されることはありません。
- Q. 送信はできたのに、相手が受け取れませんでした
- A. 受信側のメールサーバーに、送信側より厳しい上限が設定されていることがあります。会社宛てでは10MB前後が上限のことも多いため、「10MB以下にする」プリセットをお試しください。
- Q. 添付した動画が相手の環境で再生できないと言われました
- A. 容量ではなく形式の問題です。MOV形式のまま送ると、Windowsのパソコンで開けないことがあります。MP4へ変換してから送ってください。
- Q. 複数の動画をまとめて送りたいのですが
- A. それぞれを圧縮しても、合計が上限を超えれば添付できません。本数が多い場合はクラウドのリンク共有をおすすめします。