こんなときに使えます
会議・講義の録画を音声だけにする:画面共有付きの録画は数百MBになりがちですが、音声だけなら数十分でも数十MBです。移動中に聞き返したり、文字起こしツールに読み込ませたりするのに便利です。
自分で演奏・撮影した動画をBGM・音源として使う:スマホで録った演奏動画から音声だけを取り出して、音楽プレイヤーで聞いたり編集ソフトで使ったりできます。
ボイスメモ代わりに撮った動画を整理する:とりあえず動画で記録したものを、容量の小さい音声ファイルに変えて保存しておけます。
どれだけ小さくなるか
映像を捨てて音声だけにすると、ファイルサイズは劇的に小さくなります。動画の容量のほとんどは映像が占めているためです。
| 元の動画 | 音声だけにすると | 削減率 |
|---|---|---|
| 30分の会議録画(約900MB) | 約28MB(128kbps) | 約1/32 |
| 10分の演奏動画(約1.3GB) | 約14MB(192kbps) | 約1/95 |
| 90分の講義録画(約2.7GB) | 約82MB(128kbps) | 約1/33 |
MP3のサイズはビットレートと時間だけで決まるため、計算はとても単純です。128kbpsなら1分あたり約0.94MB、192kbpsなら1分あたり約1.4MB。元の動画が4Kだろうがフルハイビジョンだろうが、音声にしてしまえば結果は同じです。
音質(ビットレート)の選び方
音楽が主体なら「高音質(192kbps)」、人の声が主体なら「標準(128kbps)」で十分です。迷ったら中身で判断してください。
| 元の動画の中身 | おすすめ | 1時間あたり |
|---|---|---|
| 会議・打ち合わせ・講義 | 128kbps | 約56MB |
| インタビュー・対談 | 128kbps | 約56MB |
| 楽器の演奏・歌 | 192kbps | 約84MB |
| ライブ・イベントの記録 | 192kbps | 約84MB |
重要な前提として、抽出した音声の音質が元の動画の音声を超えることはありません。スマホ動画の音声はもともと圧縮されているため、それ以上のビットレートを選んでもファイルが大きくなるだけで音質は変わりません。「とりあえず一番高い設定に」は無駄になりがちです。
文字起こしに使うときのコツ
会議や取材の録画を文字起こしサービスに読み込ませる場合、動画のままだとアップロードに時間がかかったり、容量制限に引っかかったりします。音声だけにしてから渡すと確実です。
- ビットレートは128kbpsで十分 —— 文字起こしの精度はビットレートよりも、録音時のマイクとの距離や周囲の雑音で決まります
- 先に長さを確認する —— 多くの文字起こしサービスは1ファイルあたりの時間に上限があります。長い会議は前後半で分けて録っておくと扱いやすくなります
- ファイル名に日付と議題を入れる —— あとから探すときに効きます
うまくいかないときは
| 症状 | 原因と対処 |
|---|---|
| 「音声が含まれていない」と出る | タイムラプス、一部の画面録画には音声トラックがありません。元の動画を再生して音が出るか確認してください |
| 処理が途中で止まる | 端末のメモリ不足です。長時間の動画はパソコンで処理するか、動画を分割してからお試しください |
| 抽出した音声が小さい・聞き取りにくい | 元の録音が小さいと、抽出しても大きくはなりません。再生側の音量や、音声編集アプリでの音量調整をご検討ください |
| 音がぶつ切りになる | 元の動画が壊れている可能性があります。元の場所からもう一度取得してください |
よくある質問
- Q. どのくらい時間がかかりますか?
- A. 音声の抽出は映像の圧縮よりずっと軽い処理なので、多くの場合は動画の長さより短い時間で終わります。
- Q. 「音声が含まれていない」と表示されます
- A. タイムラプスや一部の画面録画など、音声トラックのない動画からは抽出できません。元の動画に音が入っているかご確認ください。
- Q. 動画はサーバーにアップロードされますか?
- A. されません。抽出処理はすべてお使いの端末のブラウザ内で行われます。
- Q. 抽出すると音質は落ちますか?
- A. 厳密には少し落ちます。動画の中の音声はすでに圧縮されており、それをMP3へ変換し直すためです。ただし元の音質に見合ったビットレートを選べば、聞いて分かる差はほとんどありません。
- Q. MP3ではなく元の音質のまま取り出せますか?
- A. このツールの出力はMP3のみです。MP3はどの機器・アプリでも再生できることを優先した選択です。元の音声データをそのまま取り出したい場合は、パソコン向けの動画編集ソフトが必要になります。
- Q. 長い動画でも大丈夫ですか?
- A. 音声抽出は処理が軽いため、1〜2時間の会議録画でも扱えることが多いです。ただし端末のメモリに依存するため、スマホで長時間の動画を処理すると途中で止まることがあります。その場合はパソコンでお試しください。