SNSに動画が投稿できない主な原因
① 時間制限を超えている
X(Twitter)の無料アカウントで投稿できる動画は最長140秒です(有料プランでは大幅に延長されます)。Instagram はフィード・リールで最長15分程度まで対応しますが、ストーリーズは60秒ごとに分割されます。時間超過は圧縮では解決できないため、事前にカットが必要です。
② ファイルサイズ・形式の制限
X は最大512MB、Instagram は容量に加えて形式(MP4/MOV推奨)の制限があります。制限内でも、ファイルが大きいほどアップロード失敗や処理エラーは起きやすくなります。投稿前に100MB以下へ圧縮しておくと、失敗がぐっと減ります。各SNSの容量・時間制限は動画容量制限まとめで一覧できます。
③ SNS側の再圧縮で画質が落ちる
SNS はアップロードされた動画を必ず再圧縮します。巨大な高画質ファイルを上げても、配信される画質はほぼ変わりません。むしろ適切なサイズ(HD・数十MB)に整えてから投稿する方が、再圧縮によるブロックノイズが出にくいことも多いのです。
主要SNSの動画制限
投稿できるかどうかは「時間」と「容量」の2つで決まります。時間の制限は圧縮では解決できないので、まずこちらを確認してください。
| サービス | 時間の上限 | 容量の上限 | 推奨する形式 |
|---|---|---|---|
| X(Twitter)無料 | 2分20秒 | 512MB | MP4(H.264 + AAC) |
| Instagram リール | アプリ内で3分(アップロードはより長い動画も可) | 公表なし(大きいほど失敗しやすい) | MP4 / MOV(縦9:16) |
| Instagram ストーリーズ | 60秒ごとに自動分割 | 同上 | MP4 / MOV(縦9:16) |
| TikTok | アプリ内撮影は10分前後(アップロードはより長い動画も可) | 端末により変動 | MP4(縦9:16) |
| YouTube ショート | 3分 | — | MP4(縦9:16) |
※2026年8月時点。X の数値は公式情報で確認しています。SNSの時間制限はとくに変更が多く、Instagram・TikTok は「アプリ内で撮影した場合」と「撮っておいた動画をアップロードする場合」で上限が異なり、公式に明示されていない部分もあります。投稿できない場合は、まず公式のヘルプで最新の条件をご確認ください。他サービスも含めた一覧は動画容量制限まとめにあります。
縦動画・横動画の使い分け
SNSでは縦横比を間違えると、せっかくの映像が切れたり余白だらけになったりします。撮影前に投稿先を決めておくのが理想ですが、撮ってしまった後でも投稿先を選び直せば無駄になりません。
| 縦横比 | 解像度の目安 | 向いている投稿先 |
|---|---|---|
| 9:16(縦長) | 1080×1920 | リール、ストーリーズ、TikTok、YouTubeショート |
| 1:1(正方形) | 1080×1080 | Instagramフィード。タイムラインで場所を取りやすい |
| 16:9(横長) | 1920×1080 | X、Facebook、YouTube通常動画 |
横向きで撮った動画を縦の枠に投稿すると、上下に黒帯が入るか、左右が大きく切り取られます。人物や文字が画面の端にある動画は、切り取られて見えなくなるので注意してください。
SNSの再圧縮とうまく付き合う
SNSにアップロードされた動画は、必ずサービス側で再圧縮されます。世界中の利用者に配信するため、通信量を抑える必要があるからです。これを前提にすると、投稿前にやるべきことが見えてきます。
高画質で上げても意味は薄い
4Kの巨大なファイルを上げても、配信される画質は他の投稿と同じ水準まで落とされます。得られるのはアップロードの待ち時間と通信量の消費だけです。事前に圧縮しておけば、投稿は速く終わり、見え方はほとんど変わりません。
細かい模様や激しい動きは崩れやすい
再圧縮で最初に犠牲になるのは、細かい模様と速い動きです。木の葉、水面の反射、群衆、手ブレの大きい映像などは、投稿後にモザイク状のノイズが出やすくなります。手ブレを抑えて撮る、被写体に寄る、といった撮影側の工夫のほうが効果的です。
文字を載せるなら大きく、余白のあるところに
細い文字は再圧縮でにじみます。字幕やテロップを入れるなら、太めのフォントで大きく、背景に帯を敷くと読みやすさが保たれます。画面の端は端末や表示位置によって切れることがあるので、中央寄りに置くのが安全です。
投稿できないときの確認順
- 時間の制限を超えていないか —— 超えていれば圧縮では解決しません。動画をカットしてください
- 形式が対応しているか —— MP4(H.264)であれば確実です。MOVで弾かれる場合はMP4へ変換してください
- ファイルが大きすぎないか —— このページのツールで30〜90MB程度まで圧縮します
- 通信環境は安定しているか —— Wi-Fiに接続し、電波の良い場所で試してください
- アプリは最新か —— 古いバージョンで投稿に失敗することがあります
よくある質問
- Q. 投稿用の動画が外部に送られることはありませんか?
- A. ありません。圧縮はすべてお使いの端末のブラウザ内で行われ、当サイトのサーバーには一切送信されません。
- Q. どのくらい軽くなりますか?
- A. スマホで撮影した4K動画なら、多くの場合1/5〜1/10程度のサイズになります。
- Q. 圧縮してから投稿すると画質は悪くなりませんか?
- A. 意外に思われますが、ほとんど変わりません。SNSは投稿された動画を必ず再圧縮するため、高画質のまま上げても配信される画質は上がらないためです。むしろ適正なサイズに整えてから投稿するほうが、再圧縮後の見え方が安定することもあります。
- Q. 縦動画の解像度は下げないほうがいいですか?
- A. リールやストーリーズのように画面いっぱいに表示される縦動画は、文字を載せることが多いため解像度を保つほうが安全です。「Instagram向け」プリセットは縦1920pxまでを維持します。
- Q. アップロードが何度やっても終わりません
- A. 通信環境とファイルサイズの両方が原因になります。まず動画を30MB前後まで圧縮し、Wi-Fiに接続した状態でお試しください。それでも失敗する場合は、時間の制限を超えていないかも確認してください。